2023-0819
今回、第2弾の「ピカピカ泥だんご教室」は5月の会場・旧黒須銀行からは少し離れた「楽蔵(らくら)」で行いました。
楽蔵も土蔵です。しかも規模が3階建てという珍しい地域の文化遺産です。
猛暑の中での泥だんごづくりでしたが、蔵の中では多少は暑さが和らいだか、皆さん手元の磨き作業に集中して、ピカピカを実感されたことと思います。
あらかじめ整形された「泥だま」に色ジックイを塗って、ガラス瓶で磨く、と言葉でいうのは簡単なのですが、水の湿り具合、水引きの具合などそれぞれの作業や磨きのタイミングで一様にはならないところが難しいところです。しかし、それを乗り越えた先のキュキュ、ピカピカ状態になってきたときのワクワク感がとても面白く、ちょっとハマるかもしれません。
同じ色ジックイを塗っても同じものにはならないところが不思議で面白い。
温度や湿度、室内の風などによる表面の乾き具合を水湿しして微調整しながら、僅かな力加減の違いなのかはよく分からないのですが、ピカピカの感じもそれぞれ微妙に違うように見えます。
ただ、一つ言えるのはコツコツと磨くことを続けられるとピカピカになることは間違いなさそうです。
アンケートでは、皆さん大変満足頂いたとの回答をいただきました。
ただ、今回は、募集開始の初日で満員御礼になってしまったこともあり、企画者側としてはありがたい限りではありましたが、もう少し参加者枠を広げることも必要と思いました。
来年計画する際には増員できるように工夫したいと思います。
(参加:午前14名・午後13名)
■材料の説明
・中塗り土(粘土)と珪砂(骨材)
配合は1:1に水
・漆喰と顔料
・台座
色ジックイを塗って、ビンで磨き、布で磨く そしてピッカピカ
■実験
漆喰を塗る前の「泥だま」を水に漬けたらどうなるのか?
→2時間弱で全体に水湿しの状態になりました。
触ると軟らかくすぐにつぶれてしまいました。
元の土の状態に戻ったということですね。